東仲島周辺地区(茨城県神栖市)

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▪ 地区概要
当地区は、北は鹿島灘、南は利根川に面する漁業集落として、古くから栄えた。利根川沿いに自宅を持つ船主が短冊状に土地を所有し、そこに船方が無秩序に住宅を建てたため、漁村特有の一間幅の通路による密集市街地が形成された。近年は、車両の通行や建替えが困難なことを理由に住民の転出が続いていた。このため、波崎町(現神栖市)では、自治会単位の懇談会を開催し、住民自らが図面を囲みながら話し合いを重ねた。この結果をもとに道路整備を軸とした基本構想をまとめ、幅員6mの防災道路のほか、余剰地を活用した特色ある公園等を整備した。
▪ 所在地
茨城県神栖市波崎東仲島周辺地区
▪ 地区面積
17.8ha
▪ 事業期間
平成5年度~19年度
▪ 主な整備等
防災道路の整備、公園・広場の整備、老朽住宅の除却

整備地区計画図

防災道路(幅員=6m)

地区内の通路を拡幅し、幅員6mの防災道路を整備。

  • ●整備前

  • ●整備後

防災道路(幅員=6m)・広場

防災道路予定地に建つ空き家を除却し、幅員6mの防災道路と広場を整備。

  • ●整備前

  • ●整備後

接道不良住宅の解消

防災道路の整備により接道不良を解消した住宅。

防災公園の整備

防災公園に設置したツリーハウス(住民施工)と展望台。

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